10/30/2007

大人の様な子供たち

最近、街や通り、色んな場所で気になってます。

段取り出来ない大人。
短気な大人。
常識を勘違いしている大人。
自分は大人だと思っている大人。
(特にこのタイプ最悪です。自覚無いんだから)

そして、子供をバカにしている大人。

上記、ぜ〜んぶ大人です、年齢と体格だけね。
精神的には、子供より子供です。

何なんでしょう・・・?
自分自身に満足してないから?

だったら大人の振りしてないで、
もっとがむしゃらにチャレンジすれば良いじゃん。
世の中って、そこに尽きるよ。


他人にあたらず、自分の中でがむしゃらに葛藤し、
何事も一生懸命で、一日一日を充実させている子供達の方が
よっぽど大人です。





エッ? 忙しい?バタバタだって?
それって端から見りゃあ、余裕。暇。って言うんだよ・・・・。

10/14/2007

CHAPTER #10 "Post Script"

海外で初の展示会。

そして初めて脚を踏み入れるの国々。

初めて尽くし、しかも自分にとっては長い約2週間の滞在。

いつもは100%買付のような出張ばかりなので、
いつもとは一味違う、とても充実した旅となりました。


今まで色んな国に行きました。
特にヨーロッパの主要な場所は殆ど経験済み、ある意味制覇した気でいましたが、
とんでもない、
ヨーロッパ、広いです。世界は広いです。

未知なる場所がまだまだあります。

人は、上辺だけ確認できれば満足できる人と内側までどんどん掘り下げてやっと
満足する人がいます。
僕は後者の方で、1つの事柄の細部を全て認識しないと満足できません。
どちらが幸か不幸かということではありませんが、
僕はもっともっと沢山のモノや事、場所を見つけ調べていきたいです。
それが僕の原動力でもあるから。

キャンドルや香り、家具や建築等、世界全ての人々に通用するプロダクトやビジネスを
してきたことも間違っていなかったと再認識できました。

ミラノでもアンデュレートのキャンドルに共感・興味をたくさんの方がしめしてくれて
本当にありがたく思います。




何章かに分けて綴ってきたこの旅ですが、本当はもっともっと感動や発見、トラブルや
ハプニング、人との出会いや交流がありました。
この歳になってバックパッカー的な旅をするとも思ってもいませんでした。
写真も沢山載せてきましたが、これもほんの一部です。
作品撮りということもあって、保存している写真もまだまだ沢山あります。

この体験や写真は、これからのプロダクトや仕事、アート作品として
反映させていきたいと思います。ご期待下さい。


そしてなにより、この旅を実現させてくれた家族・友人・スタッフに感謝しています。
僕の留守中、一生懸命頑張ってくれました。

当たり前の中に、たくさんの感謝と幸福が存在していることを
改めて認識させられました。


ありがとう・・・・BIG HUUUUUUUUUUUUUUG!



CHAPTER #9 "FLOWER'S"


明日帰国の為ブカレストに向う。が、
2時間後まで電車が無い・・・待つ・・・・が、
到着した電車が、何らかのトラブルで修理のため一旦倉庫へ引き上げる・・・・。

同じ電車を待っていた乗客の中で英語の通じそうな人に聞いてみる。
「あとどれ位かかるって?」
「18分くらいだってさ」
「あっそう、良かったそんなもんか、ありがとう」
・・・・しかし、一向に姿を見せない電車。
結局、1時間半位待たされ、ようやく電車が来た。

・・・もしかして、あの時、自分の都合のいい響きに解釈してたのかな?
18(エイティーン)ではなく80(エイティー)分。って言ってたのか?

だったら、1時間20分っていってほしいよ・・・・。

ま、とにかく動いただけでもラッキーかと思いつつ電車に乗り込む。

無事ブカレスト到着、タクシーはホントむかつくのでメトロで移動。
(正規のタクシーでも、まずメーターをリセットしろ。そして
 動き出したらメーターを回せ。そして降りる時には、メーターを
 止める前の料金を確認し・・でないと止めた瞬間メーターが
 1〜2Lei”ピンッ”って上がるのだ。
 それについて、何だよこのメーターとか何とか言い合いになるのだ
 今回7割の割合でこんな感じでした。)

いざ先日予約したHotelへ直行するが、レセプションでチェックインしようとするが、
なんと、手違いで予約が取れていない・・・・、なぜ?

そこで、「もう一度ちゃんと確かめてくれ」とか、「ホントにウチのホテルか?」
とか、あれこれやり取りしていると、レセプション奥から一人コピーを
持ってくる。
「ほら、ちゃんとブッキングしてんじゃん」って、だめ押しの様に言い放つ。
でも、まだブツブツとホテル側は言っている。

とにかく1部屋くらい空いてるだろ?と思ったが、どうやら満室らしいのだ。
「じゃあ他のホテルを探してあげるよ」と言うので、
「分かった、頼むよ」とロビーにて待つ・・・が、一向にホテルが見つからないらしい。
何で?・・・・・で、一人寄ってきて「何処のホテルも一杯だ、あるとすればホステルかなぁ」
って、おいおい何がどうしたの? すかさず自分でも見当のつくHotelに電話をかけてみる、
が、全滅。 絶対おかしい。
「なんでこんなにHotelが一杯なのか?ブカレストで何かあるのか?」と聞いてみると、

「明日からココでEUの協議会があるからさぁ」って、早くそれを言えよ。
そう、2007年より、ここルーマニアも念願のEUメンバーになったばかり。

そこに、運良く、いや悪く? 宿無しで路頭に迷う体験に出くわしたってやつ。

2〜3分ほど意識が遠のき、他の街ならまだしも、この街で宿無しって朝まで生きて
いられるかなぁ・・・とか考えつつ、とにかく暗くなる前に移動しようと立ち上がり、
Hotelを後にしようとすると、「もうちょっと待て」と言うので待っていると、
「一件あったよ、小さいけど清潔でイイHotelだよ」って・・・・、
「ホント?最高にうれしい生きて帰れるよ」と訳の解らない言葉を発している自分。

レセプション全員に握手をし、呼んでくれたタクシーに乗り込む。

タクシーで5分、着いたHotelがB&Bで個人経営している、名前が"FLOWER'S"。
なんだか今のシチュエーションにピッタリのネーミングだ。

門からオーナーと娘が出迎えてくれた。天使に見えた・・・。

部屋に案内してもらう。
「うわっ、中は広いんだね、それにキレイだし・・・・最高」

レセプションにて、「大変だったね、何処から来たの?」とオーナー。
「東京だよ」って言ったら、「日本人は初めてだよ」って。
最後に「学生さん?」って聞かれ・・・・。
「違うよ、学生に見える?」
「うん、娘と同じくらいにみえるよ」って、
・・・・まあ、若く見られるのはもう慣れたけど、いつになったら
社会人に見られるのかなぁ、といつも思ってしまう。


今日は特に何もしていないが、ある意味すごく充実していた一日だったので、
早めに食事に行く事に。

Hotelの娘さんに「どっか、美味しいレストラン知らない?」って聞くと、
間髪いれずに、「ココ美味しいよ」って地図を書き出してくれた。
「私もココのレストランが一番のお気に入りなんだ」と。

「ありがとう、行ってみるよ」



ここかぁ・・・雰囲気もイイ感じ、でスタッフの対応も他と違う・・・プロだ。

メニューを頂く・・・・料理も美味しそうなものが沢山あるし、値段も良心的。



フレッシュトマトとモッツァレラ&プロシュート


本日のベジタブル・チョルバ(青唐辛子なし)


ダックのレバーとルーマニアポテトのソテー


アタリ。・・・やっとここにきて美味しいルーマニア料理を食べる事が出来ました。
ルーマニアで初めてチップ払ったよ・・・・。ありがとう。

やっぱり、あるところにはあるんだね。

FLOWER'Sに帰るとコーヒーを出してくれた、テラスで飲んだ・・・あ、ここに来て
一番まともなコーヒーに出会えた。
この旅と自分へのご褒美と思い、味わって飲んだ。








ブカレストの聖地 "FLOWER'S"

CHAPTER #8 "Romanian Food"

ルーマニア郷土料理、主流は肉だ。

Beef,Pork,Duck,Chikin.........勢揃いだ。

挽肉を丸めて焼いたミティティ。
ロールキャベツの様なサルマーレ。

そして肉や野菜が入っていて、色んなバリエーションがあるスープの
チョルバ。


まずはミティティ・・・

焼すぎで変に肉の臭みが出ているお店が多かった = マズい。


そして、スープが好物の私はチョルバをいつでも注文。
隠し味に色んなチーズが入っているのだと思う、程よい濃厚さのある、
酸っぱ辛いスープがベーシックで大抵は、牛の第二の胃、
いわゆる蜂の巣が入っている。
ウマい・・・・んだけど、
なぜか生の青唐辛子とヨーグルトが付いてくる・・・。



最初、その2品からテーブルに並べられたので、
「これはどうやって食べるのか」と聞くと、
「スープと一緒に食べて」と言われ・・・・。
で、いざスープが運ばれ食べようとするが、
スープはサラサラで唐辛子には絡まないし、
交互に食べてもあまり意味が無い様に感じるし、
ヨーグルトに付けても別に唐辛子は美味しくないし、
スープにヨーグルト入れてみても分離しちゃうし・・・・・。

飾りだね、コレ、背景背景。




”サルマーレ” サイドに付いてきた蒸しパンの様なもの・・・・、
クスクスを荒く練り込み蒸した感じ・・・NO!




バケットとコーヒーは、プラハより更に美味しからずです。
全体的に良い意味でも悪い意味でも大ざっぱ。



Timisoaraの地ビール、美味しいです。


後半、コーヒーは美味しくないので、ホットショコラを注文する様になる。イケる。



どこか、繊細なルーマニア料理を堪能できるレストランは無いのだろうか・・・・・、
次回へつづく。

CHAPTER #7 "Castle of Vampire"



電車にてルーマニアを廻る。

地方は至って長閑だ。
電車移動の定期的な感覚でインスピレーションを感じさせる光景が
飛び込んでくる。

飽きさせない風景。
飽きのこない列車の旅。

そして"Brasov"(ブラショフ)の町・・・。
ドイツ商人に建築させただけあってドイツの建造物の痕跡が
見受けら、この町に溶け込んでいる。










ブラショフからバスに乗りBran村へ向う。
ここには、ドラキュラのモデルとなった"ブラン城"が山頂に
そびえ立っている。
その昔、ワラキア公ヴラド3世(ヴラド・ツェペッシュ)が、
裏切り者や敵兵士を串刺し処刑する等、
あらゆる拷問を考え実行していたらしい。

それが”吸血鬼ドラキュラ”のモチーフになったようです。
でも、他の国でも同じ様な伝説は多々あるんだけどね・・・・。

言われなければ、ドイツ商人が造ったお城にしか見えなかったり・・・・と、
冷めた事考えても仕方ないので、色んな思いを巡らし城内も拝見しました。

ウン、まぎれも無くドラキュラ城だ、これは。













そして・・・つづく・・・・・・。

10/13/2007

CHAPTER #6 "旧共産党"



プラハからルーマニア首都であるBucharest(ブカレスト)へ。

2次世界大戦後、チャウシェスク大統領の独裁の拠点となった街。

無計画に猛威を振るった残像を現在のブカレストに見る事が出来る。
歴史的建造物を幾つも破壊し、
底なしの金、国の金を当たり前の様に使い・・・・。

結果、国民は飢餓を強いられ、
皮肉にも”国民の館”や”統一大通り”等の名前の建造物や都市開発が
造られていった。

1989年、一般市民が立ち上がり救国の為の革命を起こす。
俗に言う”流血革命”、そこで一般市民の虐殺そして大統領夫妻の処刑され、
共和党が築かれる事になったのです。

わずか18年前の出来事だ。

今も尚、一歩裏道に入れば、手つかずの廃墟化した建物が並んでいる。
治安も良いとは言えない・・・・。

特に夜は、例えるなら新宿歌舞伎町の半分を廃墟にし、
表向きネオンが燦々と街を照らしているといったところかな。

傍観者として歴史的背景を散策する事は出来るけど、
やっぱり心底楽しめない街だ。
チェコもそうだったがルーマニアも為替と物価やサービスの
バランスがズレている様に感じたし、
(ユーロに切り替わった当時のオランダの様だった)
今後どのような路を辿っていくのでしょうか・・・・。


”国民の館” 宮殿等の中では、アメリカのペンタゴンに次ぐスケール。
(純金や大理石が惜しげも無く使われている)


”統一大通り” 歴史の全てを切り刻み、無意味に4km先まで続く・・・。
(今は、若干の市民が住んでいるが1F部分の大半は空き室で人通りも寂しい)







さらにつづく・・・・・・・

10/10/2007

CHAPTER #5 "Dobry den"

Dobry den・・・チェコ語で”こんにちは”。

とりあえず何処に行ってもしょっぱな活用する。
「ドブリーデン!」
間髪入れずに英語にチェンジ・・・、たまに嫌な顔される。

プラハは思っていた通りの街並、ちょっとがっかり。

でも、歩いていると定期的な衝撃や感動に胸躍る。
"CUBISM" "METRO" "GAMBRA g" "PUPPET" "Olsanske Hrbitovy"・・・・・etc.

次回があるなら、チェコの地方区や自然を見て感じてみたいな。












次回、共和国ルーマニアへとつづく・・・・・

CHAPTER #4 "BLUE SKY"


MILANOマルペンサから"PRAHA"へ。



ミラノではずっと雨・・・
そしてPRAHAにも雨と共に移動・・・。

あっ、でも良い兆しが・・・・!







久しぶりの青い空、足取りも軽くなる。

街をグルッと一回りした後、カフェで一休み・・・




そのまま通路を下り、地下レストランで夕食。


カモ肉のオーブン焼とキャベツのサワークリーム、
そしてチェコ名物?クネドリーキ。
蒸しパンの様なもので、何をオーダーしても付いてくる。

いたって素朴な感じのチェコ料理。
保存食的な腸詰め・サワークラフト・マッシュポテト等が旨いドイツ料理にも
似てるかな。

ただ、バケットとコーヒーが全般的においしからず、です。


まあ、でも晴れて良かった。












後半へつづく・・・・。