10/13/2007

CHAPTER #6 "旧共産党"



プラハからルーマニア首都であるBucharest(ブカレスト)へ。

2次世界大戦後、チャウシェスク大統領の独裁の拠点となった街。

無計画に猛威を振るった残像を現在のブカレストに見る事が出来る。
歴史的建造物を幾つも破壊し、
底なしの金、国の金を当たり前の様に使い・・・・。

結果、国民は飢餓を強いられ、
皮肉にも”国民の館”や”統一大通り”等の名前の建造物や都市開発が
造られていった。

1989年、一般市民が立ち上がり救国の為の革命を起こす。
俗に言う”流血革命”、そこで一般市民の虐殺そして大統領夫妻の処刑され、
共和党が築かれる事になったのです。

わずか18年前の出来事だ。

今も尚、一歩裏道に入れば、手つかずの廃墟化した建物が並んでいる。
治安も良いとは言えない・・・・。

特に夜は、例えるなら新宿歌舞伎町の半分を廃墟にし、
表向きネオンが燦々と街を照らしているといったところかな。

傍観者として歴史的背景を散策する事は出来るけど、
やっぱり心底楽しめない街だ。
チェコもそうだったがルーマニアも為替と物価やサービスの
バランスがズレている様に感じたし、
(ユーロに切り替わった当時のオランダの様だった)
今後どのような路を辿っていくのでしょうか・・・・。


”国民の館” 宮殿等の中では、アメリカのペンタゴンに次ぐスケール。
(純金や大理石が惜しげも無く使われている)


”統一大通り” 歴史の全てを切り刻み、無意味に4km先まで続く・・・。
(今は、若干の市民が住んでいるが1F部分の大半は空き室で人通りも寂しい)







さらにつづく・・・・・・・